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荒川洋治・評 『八月の光』=フォークナー著

 (光文社古典新訳文庫・1685円)

 絶望。貧困。憎悪。差別。孤独。追放。殺傷。登場する人たちのできごとはとても暗い。でもそこには、人の心から生まれる明るい光も見えてくるのだ。

 二〇世紀アメリカの文豪、ウィリアム・フォークナー(一八九七-一九六二)の『八月の光』は一九三二年、三五歳のときの作品。新潮文庫(加島祥造訳・一九六七)、岩波文庫(諏訪部浩一訳・二〇一六)などにつづく本書は、話しことばなどの細部でも工夫をこらす新訳だ。

 田舎娘リーナ・グローヴの一人旅から、物語は始まる。

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