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若島正・評 『グレアム・グリーン ある映画的人生』=佐藤元状・著

 (慶應義塾大学出版会・3024円)

小説史、映画史のはざま 自由に泳ぐ

 小説と映画という、異なるジャンル間の関係は、よく論じられるテーマである。しかしそこでありがちなのは、原作の小説とその映画化という問題設定だった。その場合、つねに前提となるのは原作の優位性である。映画化において、原作からこぼれてしまったものは何か、原作の小説的な部分がいかに映画的に処理されたか、などといった問題を論じているかぎり、それは小説にとっても映画にとっても有益な議論にはなりえない。

 グレアム・グリーンという、本邦でもおなじみの作家をとってみても、事情は同じである。グリーンと言えば…

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