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ロッテ

アナウンス谷保さん 連続1500試合の偉業達成

千葉ロッテの場内アナウンスを担当する谷保恵美さん=ZOZOマリンスタジアムで2018年5月24日、富美月撮影

千葉ロッテ場内アナウンス担当・谷保恵美さん(52)

 千葉ロッテマリーンズの1軍公式戦1700試合以上で場内アナウンスを担当した。1日の広島戦で1500試合連続の偉業を遂げた。高熱の日や電車の動かない日もあったが、「アナウンス席を空けずにいられてうれしい」と笑う。

     高校野球で監督だった父親の影響を受けて育った。中学時代は野球中継を見ながらスコアブックを書き、高校では野球部マネジャーに。短大時代に大学野球で初めて場内アナウンスを担当した。その時、漠然と抱いていた「野球に関わる仕事がしたい」という夢が現実に思えた。「女性が野球に関わる数少ない仕事。声を出すのも好きで、挑戦しようと思った」

     場内アナウンスの募集はなく、12球団に電話をかけたが、かなわないまま北海道の短大を卒業。家業を手伝う中、3年後の1990年に「経理しか空きはないけど」とロッテが唯一返事をくれた。経理の仕事を終えれば球場へ。小さな声でアナウンスをまねながら手帳にメモをとり、いつかの機会に備えた。約1年後の91年、退職した先輩に代わり夢が実現した。

     1軍公式戦デビューは同8月、旧本拠地の川崎球場(川崎市)での日ハム戦。必死で試合内容の記憶はないが、「球場の照明や選手の体の大きさ。その光景だけは目に焼き付いている」と言う。

     連続試合担当は96年10月から。体調管理に気を配り、生ものや酒を口にしない。寝る時はバスタオルを首に巻き、のどを温めている。唯一の危機は2005年の初芝清選手の引退試合。40度超の発熱で座るのもままならなかったが、マイクを握る時だけ気持ちを切り替えて乗り切った。

     勝利にファンが湧く中、「試合終了でございます」とアナウンスするのが最も充実した瞬間。アナウンスを担当してからこれまで、ロッテが優勝を決めた試合は全てビジターだ。「千葉のファンと優勝の瞬間をマリンスタジアムで見るまで頑張りたい」【富美月】


     たにほ・えみ 1966年北海道生まれ。札幌大学女子短期大学部卒業後、90年にロッテオリオンズに経理担当として入社。91年から場内アナウンスを担当し、97年からは1人で担当している。趣味はK-POPを聞くこと。千葉県浦安市在住。

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