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トランプ氏

段階的非核化を容認 米朝12日に会談

ホワイトハウスでの会談後、金英哲朝鮮労働党副委員長と握手を交わすトランプ米大統領=ワシントンで2018年6月1日、AP

 【ワシントン高本耕太】トランプ米大統領は1日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長との首脳会談を当初予定通り6月12日に開催すると表明した。トランプ氏は北朝鮮の非核化について「時間をかけても構わない。速くやることも、ゆっくりやることもできる」と北朝鮮側に伝えたとも述べた。首脳会談の実現を優先するために、非核化の「即時達成」を追求してきた方針を転換したともいえる。

     トランプ氏は1日、金委員長の最側近、金英哲(キム・ヨンチョル)党副委員長とホワイトハウスで面会し、金委員長からの親書を受け取った。会談後、記者団に対し、北朝鮮側の「非核化の意思」を繰り返し強調しつつ、「彼らは用心深く、急いでやろうとはしていない」と、「段階的な非核化」を主張してきた北朝鮮側の立場に理解を示した。また、「1回の会談ですべてが成し遂げられるとは思わない」とも発言し、複数回の首脳会談を含む折衝の積み重ねが必要になるとも語った。

     トランプ氏の「方針転換」については、非核化の手順の複雑さを理解したためとの見方もできる。ただ、「合意から1~2年以内」(米政府関係者)の非核化を目指していた日米韓の従来方針との落差は大きく、会談で目立った成果が上げられない場合を見越して、国内外での期待値を下げる狙いもあるとみられる。

     また、12日の会談は「互いを知ることが主目的」と説明、「その場で何かに署名するようなことはないだろう」と述べた。ただ、会談で朝鮮戦争の終結宣言案に合意する可能性について「あり得る。歴史的に非常に重要だ」と語った。

     また、トランプ氏は「彼らは(非核化の)道筋で、他の物事を求めている」と述べ、非核化の段階ごとに見返りを得たい北朝鮮の戦略に理解を示す姿勢も見せた。「関係改善が進むなかで今後、『最大限の圧力』という言葉は使いたくない」と述べ、対北朝鮮制裁を解除する日を「楽しみにしている」とまで語った。

     北朝鮮が非核化を受け入れた後の経済支援に関しては、日本や韓国、中国が取り組むとの認識を示し、「米国が多くの支出をすることはない」と強調した。

     一方、トランプ氏は金英哲氏との会談で「人権問題については話し合わなかった」と述べた。首脳会談では議題に取り上げる可能性も示したが、日本政府は米朝首脳会談で、北朝鮮による日本人拉致問題を取り上げるよう米側に求めており、7日に予定される日米首脳会談で、安倍晋三首相がトランプ氏に改めて要請するとみられる。

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