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50年以上続く毎日新聞夕刊社会面掲載のコラム。編集局の副部長クラスが交代で執筆。記者個人の身近なテーマを取り上げます。

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勉強会、その先に

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 日本語がおぼつかない中国人の少年が、「高校に行きたい」と勉強会に来たのは中3の春だった。海老名みさ子さん(75)は1年がかりの宿題を出した。「進学したい理由を考えて。一つじゃダメ。三つ。それを入試と同じ600字の作文にしましょう」

 千葉・松戸で、海老名さんが賛同者と開く「外国人の子どものための勉強会」。目的は、一緒に進学の道を切りひらくことだ。

 外国にルーツがある子どもたちが、言葉も分からず学校に通う。海老名さんは40代の頃、その現実を知り心に火が付いた。46歳から大学・大学院で教育を学んだ。その後、勉強会を開いて22年、約1000人が教室に通った。

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