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女の気持ち

祖父のいた仏壇 福島市・小泉雪(主婦・31歳)

 仏壇の魂を抜くことにした、と母に言われた時、ショックだった。

 20年以上ひとりで暮らしていた祖母が、家を手放す準備をしているのは知っていた。年に1、2度しか訪れることのできなかった祖父母の家。お世辞にも信心深いとは言えない私だが、もう一度仏壇に手を合わせたくなった。夫に話すと、子ども2人を連れて家族皆で行こうと言ってくれた。

 曽祖父母と並ぶ祖父の遺影を眺め、4人で線香をあげる。火つけに使ったマッチは、ここで祖父に何度も火のともし方を教わった。むかし兄や私がしていたように、幼い娘がポクポクと木魚をたたき遊びだす。

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