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旧優生保護法を問う

/2 見過ごした精神学会

「優生保護法の問題は、優生学の問題ではなく精神障害者への偏見の問題だ」と話す野田正彰さん=京都市左京区の自宅で5月、上東麻子撮影

 会員数1万7000人を誇る精神医学の分野で国内最大の学術団体、日本精神神経学会の幹部(75)が後悔を口にした。「障害者の処遇改善に取り組んできたつもりだが、優生保護法は過去の遺物という認識だった。最近報道される事実には驚くばかり。本当の姿が見えていなかった」

 精神障害者団体に求められ、学会が国に法改正を求める意見書をまとめたのは1991年。精神医学的な誤りを批判し、強制手術の根拠である条文の削除を提言したがそれも厚生省研究班が88年に強制手術について否定的な見解を示した後だった。

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