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ウナギ

「石倉かご」をすみかに 平塚のNPO調査

3月に設置した石倉かご=暮らし・つながる森里川海提供

 環境保全活動などに取り組む神奈川県平塚市のNPO「暮らし・つながる森里川海」は、同市馬入の相模川右岸近くに設置したウナギのすみかとなる「石倉かご」と間伐材を使った魚礁の分解を公開し、約50センチに成長したウナギなど約20匹を確認した。同会は今後も調査を継続し、相模川のウナギの詳しい実態を調べていく。

     石倉かごは、樹脂製の網のカゴに数十センチの石を詰め込み、サイズは縦横約1メートル、高さ約50センチ。県水産技術センター内水面試験場(相模原市)が考案した間伐材魚礁は、石や間伐材を詰めた約50立方センチメートルの木枠4個を連結した。いずれもウナギが狭い所を好むため、石のすき間に誘い込むように作られている。同会が国の許可を得て今年3月、ウナギがすむ自然環境を作り出すため、入り江のように水がよどんでいる川底に沈めた。

     石倉かごの分解は同会メンバー、内水面試験場研究員、学習を兼ねて参加した東海大の学生、同会のイベント「お魚調べ」に参加した親子ら約50人が行った。川の中に入り、かごの中の網を引き上げると、小エビやカニなどに交じって全長30~50センチのウナギの成魚12匹と10センチ程度の稚魚約10匹が入っていた。ほとんどが石倉かごの中で見つかり、同会は有効性が実証されたとみている。一方で、間伐材魚礁については、全体を網で囲む必要があるなど、改善点が判明した。

     ウナギ稚魚などは放流し、分解した石倉かごなどは元通りに石を組み直し再設置した。同会の臼井勝之理事長(65)は「自然環境の悪化で身の回りの生き物も少なくなり、子どもたちの生き物への関心も薄らいでいる。今年は、シラスウナギの不漁も話題になっている。石倉かごを使ってウナギがすみやすい環境を作り、まだよくわかっていない相模川のウナギの実態を把握したい」と話した。【渡辺明博】

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