メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

SUNDAY LIBRARY

著者インタビュー 天童荒太 『ペインレス』

大人だからこそ理解でき、感動できるものは、絶対にある

◆『ペインレス』天童荒太・著(新潮社/上下各税別1500円)

 骨太な小説である。肉体の痛みを感じない男と、心の痛みを感じない女の、壮絶な交わりの物語。天童荒太さん自身が“一つの到達点”とみなす、本作について伺った。

「1995年ごろに『今の世の中は、痛みにすごく敏感になっている』という思いを抱きはじめました。同時期に、肉体に痛みを感じない=無痛症の人が実際にいることを知って、そんな人物の感覚を通して世界を見ると、新しい物語が生まれるのでは? 世界に対する、一つの異議申し立てになるのでは……という考えがフッと浮かんだ。そこが出発点なんです」

 その閃(ひらめ)きを抱えつつ、次々と小説を書き続けた。

この記事は有料記事です。

残り1100文字(全文1425文字)

おすすめ記事

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. キャバクラ暴行死 未婚10代母、遠い自立 娘残し無念
  2. 山形・鶴岡の酒蔵、酒瓶1000本以上割れる 新潟震度6強
  3. 新潟県下越で震度6強 新潟、山形、石川に一時、津波注意報
  4. 土砂崩れ、川の大部分せき止められ水田に水あふれ出る 山形・鶴岡 新潟震度6強
  5. 負の連鎖断ち切る 児童虐待 親支援で再発防止

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです