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カッコつけ? エアコンの故障? 運転中に「腕や肘を窓から出す」行為のもつ大きな危険性

情報提供:カートップ

簡単に腕を失うこともあるので窓自体の開ける度合いも注意

「よそ見をしているボク、手すりの外に顔や手を出すと危ないですよ」というアナウンスを、デパートのエスカレーターなどで聞いたことはないだろうか。エスカレーターでも危ないぐらいなので、走行中のクルマから腕などを出すのは危険な行為だ。

 第一に、片手を窓の外に出しているということは、片手運転状態だということになる。いくらパワステが標準の時代でも、ハンドルを握っているのが片手だけなら、とっさのときにハンドルの切り遅れや不正確な操作の原因になるので、リスクが大きい。

 また、腕を窓の外に出すことで姿勢が悪くなり、ドライビングポジションも崩れてしまう。結果として、運転中の認知や判断、操作のすべてに悪影響が出る。さらに、接触や転倒といったクラッシュなどの事故に遭った際は、腕がぶちっとちぎれて(潰れて)失う可能性が非常に大きくなる。

 窓ガラスのない、アメリカのNASCARなどのレーシングカーは、難燃素材で作られたウインドウネットが張られている。これはクルマが転倒したときなどに、とっさに手を出して、体を支えようとしてしまうからといわれている(クラッシュ時に素早く救出できるという利点もある)。

 だから走行会などでサーキットを走る際は、必ず運転席側の窓を締めるよう指示されるはずだ。というわけで、多くの痛ましい事故から運転中に腕などを車体の外に出すのは、かなり危険な行為だというのがわかっていることから、こうした行為は厳禁といっていい。にもかかわらず、窓から腕を出すドライバーがゼロではないのはどうしてなのか? 仮説とともに考えよう。

・仮説1

 ソファやバスタブに寄り掛かったときのように、手を横に伸ばしてリラックスしたい。気持ちはわからないでもないが、いまのクルマの窓の位置はけっこう高い。その窓から腕を出そうとするのは、決して楽なポジションではないはずだが……。

・仮説2

 気分転換や目覚ましのために窓を開け、外気を入れてリフレッシュ。腕も伸ばしてストレッチというのも、ひとつのアイディアなので一瞬だけならOKという気もするが、疲労や眠気を感じたときはSAやPA、コンビニなどに立ち寄って、一度クルマから降りて休憩を入れた方が安全だ。

・仮説3

 腕の筋肉を自慢したい、タトゥーを見せたい、タバコを吸うため(捨てるため)、etc.要するに、片手を出すのがカッコいいと思っている人……。カッコいい、悪いは主観的な問題なので、正しいジャッジはできないが、自分自身も周囲も危険に晒しているという意味で、好意的な目で見てくれる人はごく稀だと思ったほうがいい。

 あまり合理的な理由は考えられないのでハンドルは両手で握り、正しいドライビングポジションで、安全運転を楽しんでほしい。


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