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印パ

情報機関元トップ、「スパイ年代記」共著 ビンラディン事件言及

 【ニューデリー松井聡】対立するパキスタンとインドの情報機関の元トップによる共著が先月出版され、パキスタン国内で物議を醸している。2011年の米軍によるウサマ・ビンラディン容疑者殺害にパキスタンの軍情報機関が関与したとの見解が記されているためで、関与を否定してきたパキスタン軍は反発し、出版経緯に軍律違反がなかったか調査を命じるなど対抗措置に出ている。

     共著は「ザ・スパイ・クロニクルズ(スパイ年代記)」で、1990~92年にパキスタンの3軍統合情報部(ISI)長官を務めたアサド・ドゥラニ氏と、99~2000年にインドの研究分析局(RAW)の長官を務めたA・S・ドゥラト氏によるもの。第三国で面会するなどして書き上げた。対立国のスパイ機関元トップによる共著は異例。

     ドゥラニ氏は本の中で、国際テロ組織アルカイダを率いたビンラディン容疑者の殺害について独自の分析として「ISIはおそらくビンラディン容疑者について知っていて、米国と合意されたプロセスに基づいて引き渡された」と記した。ドゥラニ氏は15年にも同じ趣旨の発言をして波紋を呼んだが、再び持論を繰り返した格好だ。また、同書の中でISIのパキスタン政治への干渉や印パ間のカシミール紛争での戦略など軍の機微に触れるテーマについても書かれている。

     ビンラディン容疑者は11年5月、パキスタン北部アボタバードの民家に潜伏していたところ、米軍特殊部隊に急襲され殺害された。

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