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私だけの東京・2020に語り継ぐ

劇作家・坂手洋二さん 作家集う不思議な吸引力

坂手洋二さん

 東京都世田谷区の下北沢に小さな芝居小屋「ザ・スズナリ」がオープンしたのが1981年です。アパートを改装した建物で、まだ住人がいる状態で上演していました。その年の秋に僕も役者として出演し、翌82年には下北沢に本多劇場ができた。以来、演劇の街になっていく過程を始まりからずっと体感してきました。

 下北沢に近い京王井の頭線沿いに住みたいと、83年に杉並区の西永福に引っ越しました。以来ずっと杉並です。当時、西永福の周辺には劇作家の別役実さん、野田秀樹さんらが住んでいて、三国連太郎さんが犬を連れて神田川沿いを散歩しているのを街の人たちがみんな知っていた。「上海バンスキング」を書いた斎藤憐さんもいましたね。駅前の喫茶店で僕が原稿を書いていたら、同じように原稿に「せりふ」を書いている男性がいて、自然と話をするようになった。それが映画監督の瀬々敬久さんでした。ごく自然にドラマの作り手が集まるような、杉並には不思議な吸引力があるのかもしれません。

 ある日、劇作家の平田オリザさん、川村毅さんを誘って憐さんの家に行き、別役さんらと話し合って結成を決…

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