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熊本地震で自宅を失った被災者が仮設住宅に入居を始めて5日で2年。住まいを確保した人たちの退居が進み、入居者はピーク時の約8割の3407世帯(4月末現在)まで減った。一部の仮設団地では集約や解体も始まっているが、今も入居する人たちは取り残されるような不安にさいなまれている。【福岡賢正、城島勇人】
被災した熊本県内16市町村で最も早い2016年6月に開設された甲佐町の白旗仮設団地。90戸が整備されたが、今年5月末時点で入居しているのは60戸。来春完成予定の災害公営住宅(復興住宅)入居を希望するなど自力での自宅確保が難しい高齢世帯が目立つ。
5日は団地の集会所で、近くの社会福祉法人が昼食を振る舞う「白旗食堂」の日。入居者12人がブリのみそ煮などを食べながら世間話に花を咲かせて笑顔を見せた。しかし、笑顔の裏には誰もが不安な気持ちを押し隠している。
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