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高知

子ども食堂で「ジビエ料理」提供 

持ってきた鹿肉を前に話をする岡本英活さん(左)と青木美紀さん=高知市で2018年5月15日午後3時2分、松原由佳撮影

 高知県内で、野生鳥獣の肉を使った「ジビエ料理」を提供する子ども食堂があるという。子ども食堂は、協力者からの食料の提供などで運営されることが多いが、どのような形で届けられているのか。訪ねてみた。【松原由佳】

     「いらっしゃい! 今日は豪華だよ」。5月下旬の夕方、高知市で開かれた子ども食堂「水曜校時カフェ」。ボランティアの声に、子どもたちは笑顔を見せた。この日のメニューは、天ぷらや煮物のほか、県内で捕獲された鹿肉の骨でダシを取ったカレーに、鹿肉のローストといったジビエ料理も。子どもたちは思い思いの料理を皿に取る。高知市立初月(みかづき)小3年、津田周さん(8)は「鹿肉おいしい。お肉の中で一番好き」と口いっぱいに頬張った。

     この子ども食堂は、支援団体の「フードバンク高知」(青木美紀代表)などを通して、野菜や肉を入手している。フードバンク高知は、子ども食堂など食品を必要とする施設や人々に提供する活動を続けており、さまざまな人や団体から食品が集まる。ジビエの提供者もおり、そのうちの1人で鹿肉を届けているのが本山町に住む岡本英活さん(50)だ。

     岡本さんは東京都出身。猟師に憧れて約3年前、本山町へ移住した。普段は海外をフィールドにエンジニアとして勤務しながら、主に本山町内で猟師としても活動している。

     岡本さんは、高知県の現状について調べていくうちに、全国に比べて厳しい貧困の現状を知った。そんな中、フードバンク高知の活動を知った岡本さんは「鹿肉を子どもたちのために役立てることができるのではないか」と考え、青木さんに連絡。以来、2016年からフードバンク高知に鹿肉を提供している。普段食べ慣れない鹿肉を食べやすいよう、子どもの好きなハンバーグやソーセージなどに成形して持っていくこともある。

     岡本さんから提供された鹿肉は、フードバンク高知を通じて県内の子ども食堂などに提供される。岡本さんは「子どもは、おなかいっぱい食べて当たり前。鹿肉は栄養価も高い。満腹になって幸せな気持ちになってもらいたい」と笑った。

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