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坂本龍馬像の前で手を重ねる(左から)山口県の村岡嗣政知事、高知県の尾崎正直知事、鹿児島県の三反園訓知事、佐賀県の山口祥義知事=高知市で2017年4月21日

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「平成の薩長土肥連合」 4県知事集結

 高知県の観光キャンペーン「志国高知幕末維新博」第2幕の開幕セレモニーが4月21日、高知県立坂本龍馬記念館(高知市浦戸)で開かれた。ゲスト参加した鹿児島県の三反園訓知事と山口県の村岡嗣政知事が、坂本龍馬像の前で手を重ね、高知県の尾崎正直知事と佐賀県の山口祥義知事も加わって4県知事が「平成の薩長土肥連合」をアピールした。

     江戸時代後期(幕末)に結ばれた薩長同盟は、坂本龍馬が当時、反目し合っていた薩摩藩の西郷隆盛と長州藩の木戸孝允の仲を取り持って実現したことは有名だ。このエピソードにならって尾崎知事が、母校の東京大学経済学部の後輩で自治省・総務省を経て高知県にも出向経験のある村岡知事に「現代版の『薩長の握手』を」と呼びかけていたという。

     「平成の薩長土肥連合」の主な目的は観光の活性化。鹿児島、山口、高知、佐賀の各県や観光連盟などが共同で広域の観光プロモーションなどに取り組んでいる。尾崎知事は「4県が連携し、地方から新しい風を吹かせたい」と話していた。

     幕末の英雄といえば坂本龍馬だ。同博のメイン会場で、桂浜のそばに建つ龍馬記念館もリニューアル。県が約26億円をかけて整備した。

     太平洋の大海原を見渡せる新館では、「龍馬を知る、龍馬と心を通わす」と銘打ち、龍馬の業績と生涯を、古文書や肖像画などの実物資料をもとに紹介する。龍馬に海の向こうの世界を伝えたジョン万次郎の展示室も新設された。第1弾の企画展(7月9日まで)は手紙に視点を当てた。龍馬率いる海援隊の蒸気船「いろは丸」と紀州藩の軍艦が衝突した「いろは丸事件」を知らせた、兄坂本権平あての直筆の手紙などが展示されている。

     一方、高知市立自由民権記念館(同市桟橋通)は、龍馬のおいの坂本直寛を題材にした展覧会を開催中だ(9月24日まで)。直寛は自由民権運動の理論的指導者の一人。兄の高松太郎は龍馬の後を追うように脱藩し、海援隊で活動した。おじや兄の影響を受けた直寛は、明治期にキリスト教に入信後、開拓移民団とともに北海道に渡り、現在の北見市の基礎を築いた。「激動の時代に生きた人々を通じて明治という時代や自由民権運動に関心を持ってもらえれば」と同市民権・文化財課の担当者。

     「志国高知幕末維新博」は昨年の「大政奉還150年」と今年の「明治維新150年」にちなんだ企画で、第2幕が4月からスタート。県内の各会場で幕末維新期の人物や歴史をテーマに展示やイベントが行われている。

    移住・交流コンシェルジュのブース=大阪市内で2017年12月

    「高知暮らしフェア」6月に東京と大阪で

     高知県への帰郷や移住を考えている人々のための「高知暮らしフェア2018」が6月下旬、東京と大阪で開催される。

     地方から都市部に移った人が再び故郷に戻る「Uターン」や、都市部から新しい地に向かう「Iターン」など、相談窓口では移住・交流コンシェルジュや市町村の担当者らが、それぞれの希望をもとに生活や就業、住宅探しなどについてアドバイスする。移住者によるセミナーのほか、高知の野菜や果物を使ったスムージー教室や、花の寄せ植え体験など女性向けの企画もある。

     同フェアは毎年6月と12月に実施。「まずは高知を知りたい、田舎暮らしに興味があるといった方々も気軽に立ち寄ってほしい」という。

     東京は6月24日、東京交通会館12階ダイヤモンドホール、大阪は30日、AP大阪梅田茶屋町で。時間はいずれも午前11~午後5時。入場無料。終了後は交流会がある。問い合わせは高知県移住・交流コンシェルジュ(088・823・9336)。

    「土佐の小京都中村550年祭」開幕

     高知県四万十市でこの春、「土佐の小京都中村550年祭」が開幕した。

    「土佐の小京都中村500年祭」の公家行列の様子=高知県四万十市で4月(四万十市提供)

     関白だった一條教房が、応仁の乱を機に1468年、京都から四万十市の中村地域に下向して550年。教房を祖とする土佐一條家は、山から切り出した材木を四万十川を利用して舟で運び、やがて中村は物資の流通する商都になったという。祭りは「薄れつつある小京都への関心を持ち、郷土の歴史を知ってもらおう」と企画され、1年間にわたって、さまざまな行事を展開する。

     市内にある一條神社などでオープニングセレモニーが行われ、公家の衣装をまとった中平正宏市長ら一行が、同神社から中村商工会議所まで練り歩いた。

     祭りのロゴマークのデザインは市内の小中学に呼びかけ406点の応募があった。実行委員会で絞った30点の中から同市出身の漫画家、井上淳哉さんが4点を選定して手を入れ、データ化した。井上さんとデザインの原案者の子どもたちとの対談もあった。

     7月には記念の夜神楽があり、11月の一條大祭では市民ら550人によるちょうちん行列が予定されている。

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