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日本詩文書作家協会書展(前期=10日まで、後期=12~17日、東京・セントラルミュージアム銀座)は、「現代の書」の展開について考えさせられるだろう。
協会創立45周年を記念して、今年創立70周年を迎える日本歌人クラブとのコラボレーションに挑んでいる。55人の歌人が1人10首の歌を提供、中核書人がその中から1首を選んで作品化した。
中野北溟さん「一本の咲かせる力咲く力根を抱く力根を張る力」(三枝〓之さん)=写真[1]。歌の言葉の奥底まで入り込んで、自らの思いと一体化させた書線を、練達の筆法により繰り出している。力強い線と墨色が響き合い、独特な世界を生み出している。北の大地からすっくと立ち上がるような作品世界の強じんなこと!
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