テレジン収容所の幼い画家たち展

第二次大戦中の収容所 ユダヤの子らが描いた絵 熊谷で150点、生存者の資料も /埼玉

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 第二次大戦中、ナチス・ドイツのユダヤ人収容所にいた子どもたちが描いた絵画150点を集めた「テレジン収容所の幼い画家たち展」が7日から、熊谷市の八木橋百貨店で開かれる。同店での開催は27年ぶりで、企画した川越市のノンフィクション作家、野村路子さん(81)は「過酷な中、一生懸命に生きた子どもたちとそれを支えた大人たちのことを知ってほしい」と話す。12日まで。【大平明日香】

 旧チェコスロバキアにあったテレジン収容所はアウシュビッツ強制収容所に送り込むための中継地で、約1万5000人のユダヤ人の子どもが収容された。子どもたちは一緒に収容された女性画家の指導を受け、こっそり集めた包装紙や段ボール箱の切れ端などにクレヨンや鉛筆で絵を描いた。遊園地やお菓子など楽しいことを想像した題材が多く、笑顔を取り戻したという。

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