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西国三十三所巡礼

経唱え930キロ祈りの旅 今年1300年「この道 平安時代の先人も」 宮津・成相寺に到着 /京都

圓教寺から受け継がれた法灯。石坪弘眞住職に手渡された=京都府宮津市の成相寺で、安部拓輝撮影

 観音信仰のルーツとされる西国三十三所巡礼が始まって今年で1300年となるのを記念して、近畿圏の名刹(めいさつ)を歩いて巡って祈りをささげる巡礼の旅が続いている。6日には僧侶と一般参加の参拝者ら約30人が難所とされた宮津市の成相寺に到着した。降りしきる雨の中の行脚。人々はともに観音経を唱えながら道中の無事を感謝した。【安部拓輝】

     平安時代に生まれた西国三十三所の観音巡礼は2府5県で約930キロに及ぶ。観音経には、観音菩薩(ぼさつ)が33の姿に身を変えて人の悩みや苦しみを救うと説かれている。成相寺は二十八番札所。急坂を上る成相山の中にある。一行はこの日、兵庫県姫路市の圓教寺から3日間をかけて到着した。ズボンの裾はすり切れ、足取りは重い。成相寺の石坪弘眞住職に法灯を手渡した藤本祖暢さんは「難所を無事に越えられた。観音様に感謝したい」と話し、みんなで手を合わせた。

    雨の中で歩みを進める巡礼者。無事を祈りながら旅を続けている=京都府宮津市の成相寺で、安部拓輝撮影

     7日はホラ貝を鳴らしながら天橋立を歩き、宮津の古道を抜けて舞鶴へ。西舞鶴駅でいったん解散し、9月に巡礼を再開させて松尾寺に向かう。和歌山県新宮市から参加した松本良さん(73)は「私たちが行く道を平安時代の先人も歩いていたのだと思うと歴史を感じる。行く先々で暮らす人々との交流を楽しみながら進みたい。見かけたら気軽に声をかけてほしい」と話している。

    〔丹波・丹後版〕

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