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メディアの戦後史

スクープ、国後島ルポ 日ソ外交に影響与える

山谷賢量さんが1989年4月に撮影した国後島の旧市街。日本の民家はほとんど姿を消していた=山谷さん提供

 「44年ぶり 国後を見た」。1989年4月22日、北海道新聞は朝刊1面にスクープを放った。戦後、ソ連が実効支配してからの北方領土に西側報道機関の記者が入るのは、初めてだったとされる。国後島の街並みの写真を添えた記事は、日本人の造った瓦ぶきの家が姿を消し、日本人の墓が横倒しにされた様子を伝えた。

 ソ連はペレストロイカ(改革)路線の中、前年の88年7月、ゴルバチョフ書記長が中曽根康弘元首相に面会し、領土問題の存在を事実上認めていた。

 モスクワに北海道新聞の支局長として赴任した山谷賢量(やまやけんりょう)さん(70)は、変革の波を実…

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