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+2℃の世界・温暖化と生きる

夏場の「睡眠困難」4割 東大調査「社会的損失」 24.3度超えると増加

 夏に4割の人が睡眠に支障をきたしているとする研究結果を、井原智彦・東京大准教授(環境社会システム学)らの研究チームがまとめた。地球温暖化やヒートアイランド現象で、夜になっても気温が高い日が増えているのが理由。睡眠の質が悪化すれば健康を害するだけでなく、仕事の能率低下など社会的にも損失となり、チームは適切なエアコンの使用を呼び掛けている。

     夏に寝苦しさを感じる人は多いが、気温と睡眠の関係はよく分かっていなかった。研究チームは睡眠の質を数値化するため国際的に使われる質問票を改変。「睡眠の途中で目が覚めたか」や「車の運転や食事中、その他の社会活動中に眠くて起きていられなかったか」などの質問への回答を点数化し、一定値以上を睡眠困難と定義した。2011年8月と12年7~8月、名古屋市の男女計1284人にアンケートを実施。その結果、両年とも期間を通じ、平均で40%が睡眠困難に陥っていたと判定された。午前0時の気温は約23~31度だったが、24・3度を超えると困難者数が増加していくことも分かった。

     井原准教授は「死に直結する熱中症に注目が集まりがちだが、睡眠困難の方が社会全体への影響は大きい」と指摘する。【渡辺諒、大場あい】

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