皇室

両陛下あすから福島訪問 「復興見てほしい」 被災直後以来、相馬の住民心待ち

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立谷秀清相馬市長から説明を受けられる天皇、皇后両陛下=福島県相馬市の原釜・尾浜地区で2011年5月11日午後4時36分(代表撮影)
立谷秀清相馬市長から説明を受けられる天皇、皇后両陛下=福島県相馬市の原釜・尾浜地区で2011年5月11日午後4時36分(代表撮影)

 天皇、皇后両陛下は9~11日、全国植樹祭出席に合わせ、福島県を訪問される。東日本大震災で大きな被害を受けた東北3県を在位中に訪れるのは最後になる見通しだ。福島県訪問は震災後6回目。相馬市は震災2カ月後以来となり、住民らは当時を感慨深げに振り返り、来訪を心待ちにしている。【高橋隆輔】

 同市の消防団長として遺体捜索や状況を把握するために指揮を執り続けた荒忠夫さん(76)は2011年5月、避難所となっていた小学校で陛下から「大変でしたね」と声を掛けられ、涙を流したことを忘れないという。津波で団員10人を失い、緊張が解けない日々を過ごす中「心が温められ、ほっとした」と話す。

 津波で妻を亡くした悲しみを抱えながら身元確認のボランティアとして遺体安置所に詰めていた熊倉一巳さん(80)は、陛下から体調を心配された。変わり果てた姿となった遺体の確認を渋る遺族を説得するなど神経をすり減らしていた。熊倉さんは「象徴として特別なことをしている方の言葉は重みがあり、優しかった」と振り返る。

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