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京都観察いま・むかし

八木先生の覚え書き/45 「隔離反対」支えた親鸞の教え 小笠原博士とハンセン病 /京都

 京都大医学部はあまたの名医・研究者を輩出してきましたが、その中からあえて一人に限定して推挙するならば、医療と差別問題の社会学を専攻してきた筆者としては、まったく躊躇(ちゅうちょ)することなく故小笠原登博士の名前を挙げたいと思います。ハンセン病「絶対隔離・断種」の国策に反対し、ために学会からも“邪説”を説くものとして葬り去られながら、戦前戦後を通じ、徹して病者の側に立って研究と診療を続けた医師です。

 登は父・篤實の次男(戸籍上は三男)として1888(明治21)年、愛知県あま市の真宗大谷派・円周寺に…

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