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三角縁神獣鏡

現物発見 100年前の絵図のみで確認 甘木歴史資料館で来月3日から公開 /福岡

 朝倉市の甘木歴史資料館は8日、同市平塚地区から出土したとされ、100年以上前に描かれた絵図のみで知られていた三角縁神獣鏡の現物を発見したと発表した。古墳時代初頭の平塚地区に首長墓が存在したことを示す重要資料だとして、7月3日から同館で開く企画展「平塚川添遺跡と邪馬台国の時代」で公開する。

     鏡は福岡市内の旧福岡藩士の家で見つかった。下座郡平塚村大願寺付近の古塚から出土したとする1884年の鑑定書の写しが添えられており、今年3月、市に寄贈された。

     国学者の大倉種教による筆書本「小図小言」(1913年)に下座郡平塚大願寺塚から出た鏡の半分を写したとする絵図があり、割れた鏡の形状や乳(円すい状の突起)の位置、銘文の文字などが一致することから、平塚大願寺塚から出土したと判断した。直径23・4センチ。神獣文や銘文、鋸歯(きょし)文などがある典型的な三角縁神獣鏡だが、同じ文様や銘文の鏡が他になく、新たなタイプとして注目されるという。

     平塚地区には国指定史跡の平塚川添遺跡や別の三角縁神獣鏡が出土した神蔵(かんのくら)古墳、方形周溝墓の平塚大願寺遺跡など重要な遺跡が多い。資料館は今回の鏡も正確な出土地点は特定できないものの、この地区から出土した可能性が極めて高いとみている。

     辻田淳一郎・九州大大学院准教授(考古学)は「鏡は初期の型式に属するもので、かつ同一文様の鏡が存在しない。三角縁神獣鏡の初期の様相と変遷を考える上で非常に重要だ」とコメントした。

     企画展は9月2日まで。無料。月曜休館。【桑原省爾】

    〔福岡都市圏版〕

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