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200年以上前に作られたという懐中時計を手に、「修理は、その時代の職人の技と向き合う作業。ワクワクしてたまらない」と話す日本時計師会会長の山田喜久男さん=東京都中央区で

 地域に根差した老舗時計小売店が、高齢化などで年々減りつつある。あるところは後継者不在で廃業を決め、また、あるところは職場を超えて若手の育成に努める。10日は「時の記念日」--。

 「参ったよ。時計を貸してとは……」

 さいたま市浦和区の老舗「まつもと時計店」の店主、松本光司さん(76)は、そう言って頭をかく。今年2月。見知らぬ男子高校生が「受験で使うので時計を貸してほしい」と突然、店を訪ねてきた。聞けば大学入試の直前で、筆記試験中に自席で時間を確認したいのだという。彼は「ふだんはスマートフォンがあるけど、試験中は出せないから」とも付け加えた。松本さんは、あっけにとられながらも丁重に断ったそうだ。「時代は変わったねえ」

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