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千葉大病院

がん報告見落とし2人死亡 治療1~4年遅れ

記者会見する千葉大学医学部付属病院の山本修一院長(左)ら=千葉市中央区で2018年6月8日午後1時31分、小川昌宏撮影

「最初の診断後に治療なら死亡しなかった可能性」

 千葉大学医学部付属病院は8日、2013年以降にコンピューター断層撮影(CT)の画像にがんが映っていたのに、担当医が報告書を見落とすなどしたミスにより、30~80代の患者9人ががんと診断されなかったと発表した。うち2人はがんで死亡。同病院は「最初の診断後に治療していれば、死亡しなかった可能性がある」としている。

 2人は60代女性と70代男性。女性は13年6月、腸疾患の経過観察のためCT検査を受けた。放射線診断専門医は腎がんの可能性を指摘する報告書を作ったが、担当医は報告書を十分に確認せず診断されなかった。4年4カ月後の昨年10月、体調を崩して受けたCT検査で腎がんが進行しているのが見つかった。治療は手遅れの段階で同12月に死亡した。

 男性は16年1月のCT検査で肺がんの可能性が指摘されたが、担当医が報告書の確認不足で見落とし、翌17年4月に肺がんと診断。同6月に死亡した。いずれも担当医が自分の専門分野のみに注目したため見落としていた。

 50代と60代の男性も肺がんと膵(すい)がんを見落とされ、1年1カ月と5カ月遅れで診断された。同病院によると、見落とされなければ他の治療を受けられた可能性があった。

 残り5人については、がんの診断が2カ月~1年遅れたが、進行具合などから同病院は「治療結果に影響はなかった」としている。山本修一病院長は「患者、家族の皆様に多大なご負担、ご心痛をおかけし誠に申し訳ない」と謝罪した。【信田真由美、町野幸】

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