- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

がん患者2人が命を落とす 病院「再発防止策を講じる」
コンピューター断層撮影(CT)の報告書の見落としで、がん患者2人が命を落とした。1人は4年以上も治療を受けられないままだった。なぜ、見過ごされたのか。千葉大学医学部付属病院は8日、千葉市内で記者会見し、ミスの原因について説明するとともに、再発防止策を講じることを明らかにした。
発覚のきっかけは昨年7月。50代の男性が他の病院で肺がんの疑いがあると告げられ、千葉大病院で検査を受けた。約1年前にも同病院でCT検査を受けていた。放射線診断専門医が当時作成した画像診断報告書を医師が確認したところ、「肺がんの疑いがある」と書かれていた。担当医が記載を見落とし、専門分野の首や頭しか注目していなかったことが原因だった。さらに同様のミスが見つかったため、同11月に院内調査を始めた。
この記事は有料記事です。
残り460文字(全文824文字)