東日本大震災

町文化交流センター・おしゃっち、きょうオープン 大槌の「知の拠点」に /岩手

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震災の記憶と教訓、後世に 模型や写真、映像で

 東日本大震災で壊滅的な被害を受けた大槌町末広町に10日、町文化交流センター・おしゃっち(北田竹美所長)がオープンする。近くにあった旧御社地(おしゃち)ふれあいセンターと町立図書館を集約し、新たに震災伝承スペースを加えた。あの日から7年3カ月。多くの町民の思いを詰め込んで、震災の記憶と教訓を後世に、町内外に伝える。【中尾卓英】

 木造3階建て延べ約2200平方メートル。1、2階の展示スペースは、伝統芸能や豊かな自然を大型パネルや模型で表した。震災とその後の歩みを、犠牲者1286人の回顧録「生きた証」掲載の遺族6人の証言や、町民50人の言葉と写真で紹介。地震発生後に町を襲った津波(任意視聴)と、旧役場庁舎などが被災し公助が停止する中、県立大槌高校教職員と生徒(当時)や吉里吉里、安渡など各地区で住民による復旧や避難所運営がな…

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