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企画展

原敬の心情、史料で 戊辰150年に合わせ 公平性尊ぶ姿も 盛岡 /岩手

 戊辰(ぼしん)戦争開戦(1868年)から150年を迎えたのに合わせて、盛岡市本宮4の原敬記念館で企画展「戊辰戦争と原敬」が開かれている。初公開を含む関連史料から、戊辰戦争が盛岡出身の元首相、原敬(1856~1921年)に与えた影響や、原の戊辰戦争観が浮かび上がってくる。8月19日まで。

 <この悲惨な思い出は彼にとって終生「屈辱の記憶」であった>(太田俊穂編「楢山佐渡のすべて」新人物往来社)。戊辰戦争で盛岡藩は旧幕府側に付いて敗北し、長く「朝敵」「賊軍」の汚名を着せられるなど憂き目にあった。同著によると、旧幕府側の「奥羽越列藩同盟」に付くことを決断した主席家老・楢山佐渡が処刑された日、原は楢山が幽居させられていた報恩寺(盛岡市)の周りを<悲涙をたたえて歩いたといわれている>。

 また、原と親しかった前田蓮山も「原敬伝」(高山書院)で<斯(か)くして南部藩は亡(ほろ)びた。然(しか)るに天は、一人の復讐(ふくしゅう)者……雪辱者を残した>と記した。原には、復讐心に燃えながら藩閥勢力が権勢をふるった明治政府の中枢に飛び込み、権力の階段を上るなかで雪辱を果たしたというイメージが今も根強い。

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