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認知症とかかわる その人らしさ、尊重するケア

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寝たきりの患者と間近に視線を合わせ、優しく触りながら語りかける安藤さん=東京都調布市の調布東山病院で
寝たきりの患者と間近に視線を合わせ、優しく触りながら語りかける安藤さん=東京都調布市の調布東山病院で

 <くらしナビ ライフスタイル Second Stage>

 夜中に歩き回る、食事や入浴を拒む、暴力的になる--。認知症の人のこんな行動に困ったら、否定したり怒ったりせず、接し方を見直してみよう。フランスで生まれた「ユマニチュード」と呼ばれるケアの技法は、誰もが学べるコミュニケーション技術として注目されている。

 「こんにちは。会いに来ましたよ」。東京都調布市の調布東山病院(83床)。看護師の安藤夏子さん(36)は、認知症とパーキンソン病で寝たきりの90代の女性に、ゆっくりと語りかけた。両手を女性の肩に置き、顔と顔を15センチほどまで近づけ、瞳を見つめている。「体を拭いてさっぱりしましょうか」。無表情だった女性の瞳に、意思がともる。「あ…い…がと(ありがとう)」

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