【ソウル堀山明子】米朝首脳会談のため10日にシンガポール入りすると報じられた北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の移動手段が注目される中、朝鮮日報は9日、中国国際航空(CA、エアチャイナ)の大型旅客機ボーイング747が前日午後、北京空港から平壌空港に入ったと報道した。トランプ米大統領の専用機「エアフォースワン」も同系統で、金委員長は老朽化した愛用の専用機をあきらめ、見劣りしないCA機を選んだ可能性があるとの見方が出ている。
金委員長の専用機は旧ソ連が開発したイリューシン(IL)62M型旅客機をベースとした機体。平壌から約4700キロ離れたシンガポールまで直行するのは難しく、経由地が必要とみられていた。朝鮮日報によると、外交消息筋は「北朝鮮は当初、中国経由を検討していたが、最終的には直行することにし、第三国の航空機を使うことにした」と述べた。同紙は、金委員長に妹の与正(ヨジョン)党第1副部長が同行することも伝えた。
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