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大衆音楽月評

新旧スター交錯の5月=専門編集委員・川崎浩

 5月、歌謡界最大のニュースは、西城秀樹の他界であったことは間違いないであろう。ここ10年以上、脳梗塞(こうそく)のリハビリで苦しみながらの現役生活であり、歌手としての絶頂期は1970、80年代だったとはいえ、西城がどれだけ、歌謡界のフロンティアを開拓したかは歴然としている。録音・録画を今聴いても、その歌唱力・表現力に圧倒されるばかりである。シンガー・ソングライターの時代にあって「歌手」でこれだけ存在感を示せる芸能人がどれだけいることか。その大きな存在感に、今、改めて気が付く。

 西城と同時代を生き、50周年記念活動真っ最中の和田アキ子が、46年4カ月ぶりにシングル曲でトップ10入りを果たした(6月4日付オリコン週間チャート)。和田とBOYS AND MEN研究生のジョイントによる「愛を頑張って」(ユニオン)で10・5万枚を売り上げ、2位を獲得したのである。

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