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群馬大

完全自動運転へ試験路 公的機関、世界最大規模

研究センターの敷地内の試験路を自動で走行するバス

 自動運転車の研究開発を進める群馬大の「次世代モビリティ社会実装研究センター(CRANTS)」が荒牧キャンパス(前橋市荒牧町4)に新設された。敷地内に実験専用の試験路や最新の開発設備を備え、より専門的な実験を展開できる環境を整えた。企業などとも連携し、2020年をめどに地域を限定した完全自動運転の実用化を目指す。【杉直樹】

     試験路は、公的な研究機関としては世界最大規模の約6000平方メートル。信号、標識、白線を自由に動かして交差点など実験に必要なさまざまな状況を作れるという。

     群馬大の実証実験はこれまで理工学部のある桐生キャンパス(群馬県桐生市)の駐車場や周辺の公道が中心だったが、「公道はリスクを伴う。試験路で課題を人工的に作り出せるのは非常に大きい」(担当者)。

     実験車両はバスや乗用車だけでなく、8月ごろをめどにトラックや小型車など計18台を使えるようにする予定という。

     2階建ての総合研究棟には▽実証実験から得られる膨大なデータを集積・分析する「データセンター」▽そのデータなどから作った三次元映像を360度の大型スクリーンに表示し、模擬運転ができる「シミュレーション室」▽自動運転車を監視し、運転停止といったトラブル発生時などに室内から遠隔操作する「管制・遠隔運転室」--などがある。

     自動運転が実用化されれば、社会の交通システムが根底から変わり、旅客運輸業、観光娯楽、医療福祉など幅広い分野で影響が出るとみられるため、研究センターは企業などと連携し、技術面の相談を受け、今後必要となる事業の分析や実現に向けた研究開発を進める。研究棟には企業が使える研究室も十数室用意している。

     群馬大の平塚浩士学長は先月18日に開かれた記念式典で「県内外の企業が一つ屋根の下で人材・技術・経済的資源を集約して活動する拠点となり、地方創生の源泉として活動していく」と述べた。

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