東日本大震災

大槌町役場 旧庁舎、解体差し止めを 震災遺族ら申し立て

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前川正志さんが犠牲になった大槌町役場旧庁舎前の祭壇に花を手向け涙をぬぐう妻寿子さん(右)と母克さん=岩手県大槌町で2018年6月11日午前9時26分、中尾卓英撮影
前川正志さんが犠牲になった大槌町役場旧庁舎前の祭壇に花を手向け涙をぬぐう妻寿子さん(右)と母克さん=岩手県大槌町で2018年6月11日午前9時26分、中尾卓英撮影

 東日本大震災の津波で当時の町長ら職員多数が犠牲になった岩手県大槌町の旧役場庁舎解体を巡り、町民2人が11日、解体工事の差し止めを求める仮処分を盛岡地裁に申し立てた。町は18日に本格的な解体工事を始める予定で、町民側は「後世に残す価値があるかどうか十分な検証がなされていない」と訴えている。この日は震災から7年3カ月の月命日。旧庁舎前の祭壇では遺族らが静かに手を合わせた。

 仮処分を申し立てたのは、同町の住職、高橋英悟さん(46)と、死亡した町職員の女性遺族(64)。申立書によると、町は旧庁舎の震災遺構としての社会的・財政的価値を十分検討せずに解体工事を強行しようとしているなどと主張している。

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