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米朝首脳会談

両氏握手 金正恩氏「過去越えて来た」

会談に先立ち握手をするトランプ米大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長=2018年6月12日、AP

 【シンガポール高本耕太、渋江千春】トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は12日午前9時(日本時間同10時)過ぎから、シンガポール南部セントーサ島のカペラホテルで会談した。米朝首脳会談は史上初めて。米国が求める北朝鮮の「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化(CVID)」と、北朝鮮が要求する米国による体制保証で、どこまで合意できるかが焦点となる。日本人拉致問題も議題となる見通しで、朝鮮半島を巡る情勢は大きな転換点を迎える。

 また、トランプ氏は北朝鮮に対する体制保証の第一歩として、休戦状態にある朝鮮戦争(1950~53年)の終結を宣言して自身の業績として位置付けたい考えだ。

 両首脳はまず、会談場の入り口近くであいさつを交わして握手。会談冒頭、トランプ氏は「(会談は)大成功を収めると思う。我々は素晴らしい関係を築くだろう」などと語った。これに対して金委員長は「ここまでは簡単な道のりではなかった。我々の足を引っ張った過去があった。誤った偏見と慣行が目と耳をふさいできたが、すべてを克服してここまで来た」と応じた。トランプ氏も「その通りだ」と答えた。

 会談は、まず通訳のみを交えたトランプ氏と金委員長による1対1の膝詰め形式で約40分行われた。会談後にトランプ氏は「非常に良かった。素晴らしい関係だ」と所感を述べた。

 続いて始まった拡大会合は約40分続き、金委員長は「困難もあるだろうが、トランプ(大統領)と協力していく。会談が平和に資すると信じている」と語り、トランプ氏も「我々で解決しよう」と述べた。拡大会合には米国はポンペオ国務長官、ケリー大統領首席補佐官、ボルトン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)、北朝鮮は党副委員長の金英哲(キム・ヨンチョル)、李洙墉(リ・スヨン)の両氏、李容浩(リ・ヨンホ)外相らが加わった。その後のワーキングランチには、これまでの実務協議を担当した米国のソン・キム駐フィリピン大使と北朝鮮の崔善姫(チェ・ソニ)外務次官のほか、金委員長の妹、与正(ヨジョン)氏も加わった。

 トランプ氏は12日午後4時に記者会見し、会談結果を説明するとみられる。同7時ごろ帰国の途に就く予定。米領グアム、ハワイ経由で米東部時間13日午前8時半(日本時間午後9時半)ごろ、ワシントンに戻る見通し。

 また、ポンペオ氏は13、14両日に韓国と中国を訪問し、会談結果を説明する。

 トランプ氏は11日の安倍晋三首相との電話協議で、拉致問題を提起することを「100%保証する」と表明しており、金委員長がどのような反応をするか注目されている。

■米朝首脳会談を巡る12日の主な動き■

(現地時間。日本時間はプラス1時間。ホワイトハウス発表などを基に作成)

午前8時ごろ     トランプ米大統領が宿泊先のシャングリラホテルを出発

  8時10分ごろ   金正恩朝鮮労働党委員長が宿泊先のセントレジスホテルを出発

  8時15分ごろ   トランプ氏が会談場所のセントーサ島・カペラホテルに到着

  8時半ごろ    金委員長がカペラホテルに到着

  9時4分       首脳会談開始

  9時8分     通訳のみを交え首脳同士で会談

  10時       側近を含め拡大会合

  11時半      ワーキングランチ

午後4時       トランプ氏が記者会見

  7時       トランプ氏がシンガポールを出発

(※金委員長のシンガポール出発予定時間は不明)

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