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LCCナンバーワンを維持 ジェットスター・ジャパン 片岡優社長
就航から6年の間にマーケットはかなり変わり、旅客と保有する機材数が毎年増え、搭乗率が安定し、2年連続で黒字決算になった。大きな戦略として、国内線のネットワークを作り、夜間に飛行機を有効活用して近距離国際線を広げている。
国内のLCC(格安航空会社)の中で、保有機材数22機は一番で、国内、国際線を合わせた旅客数も最も多く、国内線の旅客数では約50%を占める。引き続き、しっかりとナンバーワンでいたいと思っている。機材を2019年3月までに25機に増やし、同12月までに28機にする予定。首都圏はかなりポテンシャルのあるマーケットで、今まですくい切れていなかった。「成田=国際線」「成田=遠い」といった固定観念をいかに排除できるかを主眼にやってきた。ほとんどの方が料金のメリットを感じて利用いただいている。常に安い料金を提供することによって、羽田空港との多少の地理的な不便さを穴埋めしてくれる。
成田空港の運用時間が延長されると、もう1往復できる路線がたくさん出てくる。当然、増便も考えられるようになる。国際線の多さは成田の大きな利点で、インバウンド(訪日外国人)を地方都市に連れて行く役割を担わなければならない。【聞き手・中村宰和】
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