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米朝首脳会談

パトリック・ハーランさん、木村政雄さん、倉田真由美さん、姜尚中さんの話

非核化出発点悪くない 米国出身で「パックン」として活動するタレントのパトリック・ハーランさんの話

 共同声明には非核化の具体的な内容はなかったが、スタート地点としては悪くないと思う。米国内でも高く評価され、トランプ大統領の得点になるだろう。ただ、北朝鮮がずっと求めていた首脳会談の実現というカードを最初に切ったのは心配材料でもある。非核化が具体化するまで圧力をかけ続けられるかが重要になる。トランプ氏は拉致問題にも言及したが、米国にとって優先順位は低い。日本は非核化交渉を米国に任せ、拉致問題の解決に集中すべきだ。

    金委員長、多くを得る 元吉本興業常務でフリープロデューサーの木村政雄さんの話

     金正恩委員長の「判定勝ち」という印象だ。世界の舞台で華々しくメジャーデビューを果たし、基本的によい印象を与えることに成功したと思う。トランプ大統領は国内向けに実績をアピールできたのかもしれないが、金委員長の方が得たものは大きいはずだ。会談のスタート時には緊張した様子だったが、終了時は表情が豊かになっていた。ほっとしたのだろう。自国の飛行機で会談場所へも行けない小国の指導者が超大国のリーダーと並んでいるのを見て、改めて北朝鮮のしたたかさを印象づけられた。

    日本独自の対話必要 漫画家の倉田真由美さんの話

     トランプ大統領は金正恩委員長の人柄をほめていたが、首脳会談では非核化の具体的な話は進まず、まだ何も解決していない。北朝鮮がどう約束を守っていくのかはこれからの話だ。日本は圧力を掲げていた米国に歩調を合わせて強硬一辺倒で来たが、トランプ氏が手のひらを返して会談が実現し、はしごを外された。世界が北朝鮮と対話する中、このままでは置いてけぼりを食ってしまう。拉致問題を抱える日本にとってはこれからが正念場だ。米国追随ではなく、日本独自の外交で対話を進めてほしい。

    朝鮮戦争終結の始まり 政治学者の姜尚中(カンサンジュン)・東京大名誉教授の話

     今回の会談は朝鮮戦争の終わりの始まりで、朝鮮半島の非核化が実現すれば名実ともに冷戦が終わり、日本の安全保障にも大きな意味を持つ。米朝は数回の会談を経てめどをつけようとしているのでは。拉致問題の解決は米大統領に頼るだけでなく、日朝間の交渉で解決すべきだ。明確な戦略なしに交渉を求めても根本的な解決にはならない。日中韓首脳会議などを活用しながら、拉致問題の解決と植民地支配の清算を同時的に進めるアプローチを実行に移すことも考えるべきではないか。

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