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散歩日和

宿場町・平福(兵庫県佐用町) 土蔵群、五月雨に洗われ

佐用川沿いに並ぶ土蔵群。石垣の高さがそろっている=兵庫県佐用町で、松井宏員撮影

 大阪から新快速、各停の姫新線、智頭急行と乗り継いで約2時間半。兵庫県佐用町の平福駅に降り立った。1両編成の智頭急行がディーゼルエンジンの音を立てて行ってしまうと、山あいの無人駅は静けさに包まれた。

 昨年10月、山城の利神(りかん)城跡が国史跡に指定されてから観光客が増えているという宿場町・平福。出迎えてくれた観光ガイドの五名(ごみょう)和雄さん(69)が、駅の背後にそびえる山のてっぺんを指さす。「あそこが利神城跡です。3層の天守がそびえ、雲の上に浮かぶところから雲突城(くもつきじょう)とも呼ばれたんです」。晴れていれば天守台の石垣が見えるそうだが、この日は雨で霧に隠れてしまっている。

 そもそもは赤松一族の別所氏が1349年、標高373メートルの利神山に築いたとりでを、1600年、関ケ原の戦いの後、城主となった池田氏が改修し、城下町を築いた。城跡は石垣が残るのみだが、南北350メートル、東西200メートルにわたる巨大な山城だった。残念ながら、石垣が崩れ登山道も荒れていて、登ることはできない。町が今後、整備を進めるというから、城跡見物の楽しみは取っておこう。

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