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金融緩和縮小

米欧の「正常化」策にリスク

 米欧の中央銀行がそれぞれ、大規模金融緩和策を元に戻す「正常化」を一歩進めた。物価が低迷する日本と異なり、経済も物価上昇率も堅調に推移しているためだ。ただ、米国と各国の貿易摩擦激化など経済を悪化させるリスクもくすぶり、今後の動向は予断を許さない。

ユーロ圏の長期にわたる景気回復が後押し

 【リガ三沢耕平】欧州中央銀行(ECB)が量的緩和を終了する背景には、ユーロ圏の順調な景気回復がある。量的緩和を導入したのは2015年3月。金融危機によってデフレ懸念が高まる中、市場に大量のお金を流し込んで経済を活性化させる狙いだったが、3年以上に及ぶ量的緩和によって消費や投資が拡大。物価上昇率も目標の「2%近く」に達する中、金融政策の正常化へ大きな一歩を踏み出した。

 「我々の目標に着実に近づいている」。ドラギ総裁は記者会見でこう繰り返した。ユーロ圏の1~3月期の域…

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