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HPVワクチン

健康被害で係争中女性と母「国は説明を」

 HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンの副作用で健康被害を受けたとして、国と製薬会社に賠償を求めて名古屋地裁で係争中の女性(20)=三重県鈴鹿市=と母親(39)が毎日新聞の取材に応じた。接種から約7年。母娘は「国は接種しようとする人に、私たちのような症状が出た人もいると、しっかり説明すべきだ」と訴える。

     女性は中学2年時、学校の勧めで3回接種した。1回目の後に風邪のような症状が出て2回目以降は頭痛や吐き気が続き、3回目の後は足に力が入らなくなった。接種前に同様の症状は出ていない。

     高校1年時にバレーボール部の練習中に倒れて以降、度々意識を失っている。激しい頭痛や体のまひにも悩まされ、母親は「発作の度に症状が変わるので対応が大変」と話す。

     昨年3月、女性は法廷で「体が変わっていくことが恐怖。過去を取り戻せなくても、せめて将来の不安を無くして」と意見陳述した。その8カ月後、通う大学で倒れて記憶を失い、家族や友達も分からなくなった。

     徐々に記憶を取り戻し、会話ができるまで回復したが、意見陳述やバレーボールが好きだったことは全く覚えていないという。女性は「急に発作が出るのが一番嫌」と嘆く。

     母親は「こういう被害があったということを今後の子供たちのために伝えたい」と語った。【野村阿悠子】

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