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新幹線

のぞみ事故 博多-広島は終日運転見合わせ

運転見合わせの影響で混雑するJR博多駅の新幹線のりば前=2018年6月14日午後5時53分、平塚雄太撮影

 山陽新幹線博多発東京行き「のぞみ176号」の先頭車両のボンネットに割れが見つかった14日のトラブルは、人身事故と判明するとともに夕方からの帰宅時間帯に運転見合わせが拡大するなど影響が広がった。駅では運転再開を待つ乗客らのため息が漏れた。

 当初の影響は事故車両の運行取りやめと後続の遅れだけだった。しかし、警察による現場検証などのため、午後4時10分過ぎから博多-小倉間、午後5時半ごろから博多-広島間が運転見合わせに。最終的には博多-広島間のこの日の運転は取りやめになった。広島-新大阪間も遅れが生じ、山陽新幹線全線に波及した。接続する東海道、九州新幹線にも影響が拡大した。

 JR博多駅の新幹線乗り場前には、キャリーバッグなど大きな荷物を持った出張客や旅行客が運行を待つ状態となり、多くの人でごった返した。今後の運行について問い合わせる乗客も多く、駅員は対応に追われた。

 福岡での仕事を終えて広島に向かう予定の大阪府四條畷市の会社顧問の男性(66)は「駅員が『午後7時や8時には運転再開すると思われる』と言うので宿を取らずに待ったが動かないようだ。宿に電話するけど、どこも満室。JRもしっかりしてほしい。高速バスで広島に行くか、知人を頼るか、どうしようか」と途方に暮れた。

 この日の乗車を諦めて払い戻しの列に並んだ大阪府藤井寺市の会社員、菅井直人さん(58)は「喫茶店などで待っていて疲れたが、事故だから仕方ない。宿はどこも満室なのでカラオケボックスにでも泊まる」と話した。

 一方、JR西日本はこの日の広島-博多間の運転取りやめを受け、博多駅で16両編成の新幹線2本を休憩用に提供。1000人以上が乗車できるという。【平塚雄太、杣谷健太】

広島でも混乱

 事故の影響で、広島-博多間が一時運転見合わせとなった山陽新幹線。JR広島駅の新幹線改札付近は14日夜、運行開始を待つ人たちで混雑し、駅の係員に状況を尋ねたり、家族などに電話で連絡をしたりする姿が目立った。出張で広島を訪れ、14日夜に博多に帰る予定だった福岡市博多区の会社員の女性(55)は「もう1時間ぐらい待っている。明日も朝から仕事なので今日中に帰りたいが、めどが立たず困っている。泊まるところも探していない」と疲れた様子だった。【高山梓】

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