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大阪医大

患者約200人分のカルテ情報も抜き出され

 大阪医科大の大槻勝紀学長は14日、学生の逮捕を受けて記者会見し、「学生や教員への教育が不十分で、大学と病院に責任がある」と陳謝した。

     学生用サーバーに不審な隠しフォルダーが見つかったのは4月12日。同大付属病院の患者約200人分のカルテなどの診療情報が保存されていた。病院の規定では、患者情報を個人が特定できる状態で院外へ持ち出すことは禁止されている。だが、一部の教員が講義資料などと共に自身のUSBメモリーに保存し、持ち歩いていた。大槻学長は「ルールが守られていなかった」とわびた。

     大学によると、小花皓朗容疑者は講義室などの教員用パソコン計5台にソフトを無断でインストールしていた。いずれも教員が講義に使うスライドや画像を画面に映し出すためのものだが、操作する際に必要なIDやパスワードを書いたシールが1台ごとに貼られ、誰でも使える状態だった。大槻学長は「個人情報に関わる意識が教員も甘かった。(個人情報を抜き取られた)患者には誠意を持って一人一人事情を説明する」と述べた。

     大阪府警によると、小花容疑者は「講義資料が欲しくてやった」と供述しているという。医学部では通常、1時間の講義中に数十枚のスライドを画面に映し出す。大槻学長は「講義でスライドを示すだけで資料を配布しない教員が多い」と指摘。動機については「カラーの講義資料が欲しかったようだ」と推し量った。【阿部周一】

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