メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

ロシアW杯

批判の中の開幕 国際問題が大会に影

 旧共産主義圏で初めてサッカーのワールドカップ(W杯)を開くロシア。だが、隣国ウクライナとの対立や、シリア内戦への軍事介入が大会に影を落としており、人権団体などが観戦拒否を呼びかける中、サッカー界最大のイベントの幕開けを迎えた。

 W杯開幕を控え、ウクライナのジダノフ青年スポーツ相は2014年に自国南部クリミア半島をロシアが一方的に編入した事例などを取り上げ、代表チームを送る国や地域に対しボイコットを呼びかける書簡を送付。ウクライナ最高会議(国会)でも今月上旬、国内でW杯のテレビ放映を禁止する条項が提案されたが否決された。

 首都キエフでは5月末にサッカーの欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝が催されたが、ウクライナ当局が一部ロシア人記者の入国を認めなかったことも判明している。

 さらに人権団体のヒューマン・ライツ・ウォッチは、ロシアがシリアで一般市民の殺害に加担してきたと批判。各国の首脳らに対し、開会式直後のロシア対サウジアラビア戦の観戦は拒否すべきだと呼びかけた。

 こうした動きについて、プーチン露大統領は13日の国際サッカー連盟(FIFA)総会で、「ロシアは常に『政治とスポーツは別』というアプローチを取ってきた」と批判した。【モスクワ大前仁】

毎日新聞のアカウント
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです

[PR]