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昭和史のかたち

米朝首脳会談の核心=保阪正康

(コラージュ・平山義孝)米朝両首脳の姿は朝鮮中央通信・朝鮮通信の提供写真から

朝鮮戦争、休戦から終戦の段階に

 トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長の首脳会談が世紀の歴史会談になるか否かは、実は北朝鮮の非核化や米国による体制保証にあるのではない。もっとも重要な点は朝鮮戦争になんらかの形でピリオドを打つ、それが歴史的会談のゆえんではないかと思って注視してきた。しかし共同声明にはそれはなかった。惜しまれる。

 20世紀の積み残しの課題、それが朝鮮戦争の終結である。もともとこの戦争は、第二次世界大戦の決着が円滑にいかなかった例である。朝鮮は、日本の「植民地」として、いわゆる「日帝36年」の空間であった。1945年8月15日は、朝鮮の人びとにとっては「解放の日」であり、新たに主権国家としての再スタートの日であった。ところが戦勝国間の思想的対立により、北緯38度線を境界とする形で南(のちの大韓民国)と北(の…

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