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若松孝二とその時代

2012年10月17日に若松孝二監督が突然の事故で逝ってから5年半余りがたった。「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)」「キャタピラー」「水のないプール」「天使の恍惚(こうこつ)」「赤軍-PFLP・世界戦争宣言」「犯された白衣」など、日本映画史に残る傑作、問題作を数多く残した鬼才の死を惜しむ声は今も少なくない。「映画を武器に世界と闘う」「日本映画界をブチ壊す」--。半世紀にわたって、体制への怒りと反抗心をむき出しにした若松監督がこの国にもの申し、時代を撃ち続けた力の源泉とは何だったのか。ゆかりの深かった関係者へのインタビューなどから、にんげん・若松孝二の原点と魅力に迫る。

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若松孝二とその時代

(3)ルポ 若松孝二&足立正生映画祭in香港 四方田氏、井上氏の講演会も

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映画史家の四方田犬彦さんの講演は満員で熱心にメモを取る人も。2時間以上に及んだが、若松孝二さん、足立正生さんへ関心の高さがうかがわれた(右奥が四方田さん)=鈴木隆撮影
映画史家の四方田犬彦さんの講演は満員で熱心にメモを取る人も。2時間以上に及んだが、若松孝二さん、足立正生さんへ関心の高さがうかがわれた(右奥が四方田さん)=鈴木隆撮影

 連載企画「若松孝二とその時代」第3回は、折しも6月1~7日まで、香港で開催された若松孝二監督と足立正生監督兼脚本家の映画祭「若松孝二と足立正生の獨立電影革命」の模様をリポートする。若松、足立両氏の監督、脚本作品8本が二つの劇場で上映され、若い世代を中心に多くの香港の映画ファンが駆けつけた。

 上映に際しては、若松監督の愛弟子の一人で脚本家兼監督の井上淳一さんと、映画史家で「若松孝二 反権力の肖像」(平沢剛氏との共編著)がある比較文学者の四方田犬彦さんがゲストとして招かれ、若松・足立両氏の映画への思いや政治や社会との関わり、人物像について熱く語った。井上さんは10月公開の若松プロ製作の新作「止められるか、俺たちを」の脚本も担当した。盛り上がった映画祭と講演会の模様などをお届けする。【鈴木隆】

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