メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

世界経済・見て歩き

中国 宅配革命 人手不足で無人化 世界最大「通販大国」の裏側

中国人民大学のキャンパス内を走行する「無人宅配機」。センサーで周囲の状況を確認しながら目的地に向かう=中国北京市で2018年4月10日、赤間清広撮影

 北京市内のオフィス街。王朝陽さん(47)は荷台が連結された三輪バイクにまたがり、ビルからビルへと駆け回っていた。

 職業は宅配便配達員。中国内陸部の山西省で農業をしていたが生活は苦しく、昨夏に妻と2人の子供を残して出稼ぎにきた。

 配達員は王さんのような出稼ぎ労働者が最も簡単に見つけられる職業の一つとされる。しかし、労働環境は厳しい。基本給はなく、一つの荷物につき1元(約17円)の完全歩合制。朝から晩まで働いて1日平均200個前後の荷物を配っても、月収は数千元程度だ。配達ミスがあれば、1回600元の罰金をとられ、数日分の稼ぎが一気に吹き飛んでしまう。

 王さんは会社の寮の2段ベッドで寝起きし、食事は1日20元でしのぐ。きつい仕事に悲鳴を上げ、「辞めていく人が多い」という。それでも「俺が都会でカネを稼げる道は配達員しかない」と再びバイクのハンドルを握った。

この記事は有料記事です。

残り1514文字(全文1894文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 「検査数少なく正確な評価困難」 在日米大使館が「予測困難」と米市民に帰国促す

  2. 政府、収入減世帯に30万円給付へ 7日にも閣議決定

  3. 「配布計画は裏目に出た」 アベノマスク批判、米欧主要メディアも報道

  4. ファクトチェック マスクは首相の地元・山口県の企業が受注? 「全世帯配布」で駆け巡ったツイート

  5. ナイトクラブや風俗業、休業補償の対象外 厚労省「公金助成ふさわしくない」に批判

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです