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認知症とかかわる 表情読み合い、予防に有効

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昔懐かしい学校の教室を模した部屋で、マージャンを楽しむ人たち=西東京市の「昭和の学び舎」で
昔懐かしい学校の教室を模した部屋で、マージャンを楽しむ人たち=西東京市の「昭和の学び舎」で

 <くらしナビ ライフスタイル Second Stage>

 社会的な存在である人間にとって、他者とのかかわりは避けて通れない。認知機能の低下を防ぐうえで、人とどのようにコミュニケーションを取っていけばいいのか。認知症の前段階の人や初期の人たちの取り組みから探った。

 ●孤立なくす「学び舎」

 1時間目・体操、2時間目・朗読、3時間目・絵画--。時間割の書かれた黒板の前で、70~80代の女性6人が詩を朗読する。西東京市のNPO法人「サポートハウス年輪」が4月に始めた事業「昭和の学び舎(や)」に地元の人たちが集う。

 コンセプトは「ごちゃまぜ」。介護保険で「要支援」認定された人や、より元気な市の介護予防・生活支援サービス事業の対象者の通所サービスとして認可されたが、1回500円の利用料で、子どもから大人まで誰でも参加できる。職員が手伝うので、自分の趣味を生かしたい人は「先生」にもなれる。送迎も行い、孤立を防ぐ工夫が凝らされている。

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