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全頭脱毛症 減薬し再発=答える人・斉藤典充部長(横浜労災病院・皮膚科)

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 Q 全頭脱毛症減薬し再発

 全頭脱毛症です。処方薬プレドニゾロンの効果で黒髪が一時、生えました。しかし、服用量を減らすと元に戻りました。血液検査に異常はありません。(大阪市、女性、47歳)

 A 局所免疫療法も

 円形脱毛症が重症化した全頭脱毛症と推察されます。円形脱毛症は、免疫系が自分の髪の毛を攻撃してしまう自己免疫性の病気と言われ、同じ自己免疫疾患である膠原(こうげん)病や甲状腺疾患などが隠れている可能性があります。そのために血液検査を実施しますが、相談者のように異常が見つからず、原因が分からない場合も多いのが実情です。

 治療では、髪の毛の周囲に集まって攻撃するリンパ球の働きを抑えるために、プレドニゾロンを処方することがあります。相談者の場合も、一時的でも毛が生えており、薬の種類や量は妥当だったとみられます。ただ長く飲み続けると、糖尿病や骨粗しょう症、白内障などの副作用が懸念されます。後に量を減らしたのも正しい判断だったでしょう。しかし、薬を減らした後に再び脱毛が起きることもよくあります。

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