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旧三江線廃線後の行方/2 NPO設立、鉄道公園への一歩 /島根

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満点の星が照らす宇都井駅の下で、乱舞するホタル=2017年6月7日、陶山透さん撮影(20秒露出50枚比較明合成)
満点の星が照らす宇都井駅の下で、乱舞するホタル=2017年6月7日、陶山透さん撮影(20秒露出50枚比較明合成)

 5月中旬、「書類に間違いがあるそうだ」。仲間から連絡を受け、慌てた。JR旧三江線の跡地を活用しトロッコを走らせたいと設立したNPO法人「江の川鐵(てつ)道」の登記のことだ。手探りで準備を進め、5月末に手続きが完了した。

 NPOの前身は、2016年に設立した「三江線地域フォーラム」。三江線を守りたいと活動してきた沿線の9団体が集まった。このとき三江線の廃線は決定していたが、「三江線がなくなっても地域がなくなるわけではない」と励まし合い、課題を存続から地域振興に切り替えて活動を続けた。イベントを企画して最後まで盛り上げ、次の展開につなげようと必死だった。その事務局を引き受けた私は、出会った仲間と地域づくりに取り組みたいと、地方新聞社を辞め、邑南町に帰郷したのだから、人生の分岐というのは予想がつかないものだ。

 17年9月には、口羽-宇都井間を鉄道公園にする提案書を邑南町に提出。12月には、同フォーラムの有志で跡地活用に向けて「江の川鐵道準備会」を立ち上げた。「準備会」としたのは、活用にはJRから自治体に土地や施設が譲渡されることが必要で、実現前から運営組織を立ち上げるのは尚早と考えたからだ。

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