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余録

蒸し暑い日でも黒や紺のスーツの若者を目にする…

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 蒸し暑い日でも黒や紺のスーツの若者を目にする。就活中の学生だ。耳にはスマホのイヤホン。自分を奮い立たせる歌が聞こえているのか。今月解禁された面接はもはや終盤という▲今年の新入社員は、金メダルを獲得した平昌(ピョンチャン)五輪の女子スピードスケートチームになぞらえ「チームパシュートタイプ」とも呼ばれる。みんなで氷上の逆風をかわしたチームのように、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を駆使して情報交換しつつ、一緒に内定を目指したからという▲今年の就活も売り手市場で追い風が吹く。とはいえ希望の企業に入るのは難しく、心が折れることもある。平昌五輪でNHKのテーマ曲となった「サザンカ」を聞き、励まされる人もいるだろう▲<夢を追う君へ 思い出して つまずいたなら いつだって物語の主人公は笑われる方だ 人を笑う方じゃないと僕は思うんだよ>。たとえ周囲から滑稽(こっけい)に見られても高い目標に挑めばいい。曲を作ったバンド「SEKAI NO OWARI」(世界の終わり)はそう伝える▲最近のヒット曲には応援歌が多い気がする。「サザンカ」は、哀愁を帯びたメロディーと歌詞が心をつかんだ。人を押しのけてでも勝ちたいとは思わない今の繊細な若者に届いたのかもしれない▲インターネット上には面接で落とされるつらさを打ち明ける学生と、それを励ます書き込みがあふれる。きょうも駅のベンチで汗を拭う就活生に知ってほしい。サザンカは北風冷たい冬に咲く。

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