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香り立たせるイメージ
ダイナミックでスピード感にあふれるステージは、ダンスファンのみならず多くの観客を魅了してきた。ジャズダンスの第一人者で、日本を代表する振付家の一人でもある名倉加代子は、自らの仕事を「動きを付けるのではなく、イメージを伝えること」と語る。
「手を前に出すだけの動きでも、花のためか、人のために出すかで全然違います。ダンサーとイメージを共有することが大事で、そのために振付家には言葉の表現力も求められます」
ダンス公演だけでなく、ミュージカルからテレビのCMまで、振付家の仕事は多岐にわたる。これまでに手がけた曲は数千曲。実際にダンサーと会う前に動きを考えることはなく、その場で即興的に振りを付けていくという。
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